私は、今年で東証一部に上場する企業に入社して20年になる。入社以来比較的順調に昇進してきたほうだ。

このまま行けば、役員になれるかどうかまでは微妙だが、その一歩手前ぐらいにはなれるだろう。周りもそう思っている。

それなのに、なぜ不動産投資と株式投資で収入を増やし、サラリーマンをリタイアしようとしているかというと、いくつか理由がある。

一つは、上を見ていても魅力を感じないことだ。みんな、能力もあり一生懸命頑張っていて部下もたくさんいる。
朝は8時前から出社し、夜は遅くまでクライアントと会食。週末は接待ゴルフ。
毎日疲れるが、やはり成果が出るとうれしい。ここで踏ん張れば役員の椅子にも手がかかる。

でも、私はそんな人生に魅力を感じなくなった。

上場企業の役員とて所詮サラリーマンだと言う事が分かってしまったからだ。

管理職になって役員と接する機会も多くなり、良くわかったが、役員とて、会社から給料をもらい社長と言う上司がいるサラリーマンなのだ。逆立ちしても社長には頭があがらないのだ。

もちろん、社会的地位は誰が見ても文句はないし、部下も多く決裁範囲も広い。
でも肝心な経営判断は社長の判断に従わなければならないし、そのため社長にはいつも気を遣っている。

そんな姿を見ていて急に出世街道をひた走る事に疑問を感じ出したのだった。

世の中には、上場会社の役員でなくとも、成功している人はたくさんいる。なんか、そんな人達のほうがよっぽども生き生きしていて、魅力的に見えるようになってしまった。

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